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2017年1月

2017年1月29日 (日)

フランスFOTOS P10 

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FOTOS P10

FOTOS のPシリーズで規格が判明しているのは、現在P16とP20だけです。

同等管の記録によれば、P10=E406=D404、P12=E406=E408、P16=RE614となっています。つまり何もわからないに等しいのです。サンプル数が少ないので、実測値から推測するのも厳しいところがあります。

 

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フランスFOTOSの真空管 TMBF25 

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PHILIPSにF410という出力管があります。このF410を日本では1970年ごろに輸入を始めた時にBF25として発売されました。勿論BF25は存在しない番号ですので箱もガラスプリントもありません。そこで、国内プリントして発売したのです。

その番号になったオリジナルな真空管としてこのFOTOS TMBF25があるようです。

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F410のナス管は現在では見ることがないものになりました。

 

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このTMBF25のナス管は更に見ることができないものです。

 

 

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2017年1月25日 (水)

PX4の規格変遷

以前より色々とデーターを教えていただいているD404F203さんが今回もPX4について貴重なデーターを送ってくれました。
そのまま、転写しますので、ご参考にしてください。コレクションの点検に応用すれば、真空管過大使用による劣化を防ぐことができます。以前、PX4ナス管の規格がわからず、Ep250Vで使用して大いに劣化させたことがありました。RE604も同様ですが、1930年前後生産された真空管は規格変更の前後のものであることが多く、誤使用による厳しい結果がもたらされたものです。
 
当方にバリウム昇華型PX4の資料があり、ブログに内容を少々掲載しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/4980370.html
http://blogs.yahoo.co.jp/d404f203/12581320.html
バリウム昇華型フィラメントのPX4は2種類有り、フィラメントでいえば0.6Aタイプが最初期型で1Aタイプは後期型のようです。
0.6AタイプはRE604最初期型とよく似た規格です。

1929年のOsramValvsから抜粋
Ef 4.0V   If 0.6A
μ 3.8   Rp 1450Ω
Gm 2.6mA/V   Pd 10W
EpMax 200V
動作例
Ep 200V   Eg -30V   Ip 40mA

1931年のOsramWirelessGuideから抜粋
Ef 4.0V   If 1.0A
μ 5   Rp 830Ω
Gm 6.0mA/V   Pd 12W
EpMax 250V
動作例
Ep 200V   Eg -26V   Ip 40mA

1929年、1931年それぞれのマニュアルにはPX4の内部構造のイラストが描かれており、どちらもスランテッドプレート(斜めプレート)です。

個人的にはスモールベースのPX4は0.6Aフィラメントの最初期型だと思います。

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2017年1月21日 (土)

TELEFUNKEN RV218III ニッケルプレート

テレフンケンのオーディオ出力管には1930年代までに様々な三極管が開発されました。

RVシリーズはVor-Verstärkerröhreの略ですが、馴染みのあるものにRV218/RV239/RV258とRV25/RV2500があります。

RV218はRE604の上位管でGEC-MO valveのPX-25に比較される球ですが、PX25とDA30の間に位置するものです。そのRV218のニッケル・プレートがありましたので、ご紹介しておきましょう。

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ベースがアルミですしIII型なので、初期ではありまえんが、ニッケルプレートはプレート面積を広くするために様々な処理をしていったことを考えれば、決してあとの生産品ではありません。

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プレート材質・形状によって音質というものはずいぶん異なります。一般にプレートにニッケルをそのまま用いますと、広域がきれいに聞こえます。その分広域よりの印象が生まれます。低域が出ていないわけではありません。要は使い方ということになります。

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TELEFUNKENの真空管は実に丁寧に造られているものですね。
組み立ても一つ一つの材料選定も繊細さが際立っていました。

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ある日のコンサート

1月21日土曜 夜19時

レコード・コンサートは何かが決まっていてそれに沿って行っているわけではありません。

メンバーがある時開催したいという気持ちとそれに使える時間があると行うことになります。

本日は突然の興業のようで、さて何がEMT 927にのるのでしょうか。

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PHILIPS F704 これはまた!

以前よりPHILIPS初期の出力真空管になぜだろうと疑問に思っていたことがあります。いまだ解消はされてはいませんが、その疑問が実物がありましたのでアップしてみました。

疑問;PHILIPS初期カタログには、強力な出力管が並んでします。

D404 E406 E408/E410 F203 F410 F704 等です。ベースのサイズとタイプはAタイプは欧州型、Gタイプは米国型として表記されます。サイズはmmをあらわしA35とかG40という風にあらわします。

F203はGベースのみのようですが、F704はAとGのベースがありました。F203のGベースにはG35とG40が残存していましたので、製造年代の差でつくられたと見れます。勿論他の真空管にも実は現物としてA35だけではなくA40もありました。

では何が疑問かというと、入手してきた現物ではベースサイズが35であろうと40であろうとガラスは同じでした。ガラス型が同じであるので、溶融位置が少し異なる程度の違いであったわけです。PHILIPSらしいナス頂部が平たい形となっています。F704ナスのみ丸い形状しかなかったのです。カタログに記載された写真によれば、全て同形状ですので、丸いナスは現物以外にはなかったのでした。さてどちらが古いのでしょうか。

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左2本はPHILIPSのUX-281です。

右F704で細身のガラス形状です。

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整流管の型番は081で、ゲッターの使用方法は同じでも、右管よりも新しいつくりに見えます。

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プレートはST型F704と同様に見えます。

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フランスFOTOSの真空管

前回のFOTOS P12に引き続きアップしましょう。

FOTOS F5 

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F5も初期規格より向上させより強力な出力管となりました。

1930年代初頭では

Ef3.4V-4V Ip0.5A Ep200V Eg-30V Ip40ma(1930年FOTOSのカタログより)

Ef4V If0.5A  Ep250V Eg-30V Ip30maが30年代後期にはPX4並になったのです。

Ef4V If1.0A  Ep300V Eg-40V Ip40ma(1938年FOTOSのカタログより)

Dsc_2068将にPX4の新型といっても良いくらいです。本出力管はどの規格になるのかは資料が少なすぎてわかりません。実際に当たってみますと、Ep250V Eg-30VではIpは40maを超え、Ep300V Eg-40Vになっては、Ipは50maを遥か下に見下ろしてしまいました。グリッド・コントロールはその反応は極めてよく、ガス電流も検出されずにあることを考えれば、ナス管後期とみなすべきでしょう。プレート構造が初期と変わりませんので、より伸びやかな音がすることが期待できます。

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斜めプレートです。当然フィラメントから落ちてくるものが堆積しないようにプレート位置をずらして設置されているものです。

 

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PX4の初期ナス管と同様なつくりではあるのですが、重さが全く異なります。実に重く、強力な出力管なのでしょう。

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