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2016年1月 8日 (金)

独逸 フィールド型スピーカー

◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 新入荷スピーカーご案内 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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KLANGFILM KLL-42006のメンテナンスが何台か終了しました。それ以外に、TELEFUNKEN L-52やL-48もあり、ドイツ側でメンテしたものもあります。

KLANGFILM KLL-42006は著名なユニットになりましたので、解説は不要でしょう。そこで、当方のご案内はKÖRTING社とイタリア向けKÖRTING社ユニットといわれているタイプを販売することにしました。

KÖRTING des dynamischen Excello-LautsprachersよりModell Kino を取り上げます。このユニットはメンテナンスが終了し、現在試聴中を行っています。

このモデルは外寸30cmで3Wから15Wの出力アンプを使用することを前提としています。インピーダンスは約12Ω、フィールド電圧はG 220ですので180-230Vになるように供給電源を設置するとのことです。今回ユニットにはトランスも整合トランスも付いていません。KÖRTING  Excelloシリーズには音声回路用整合トランスやフィールド電源を備えたタイプもあります。

音声帯域は9000Hzのようです。10KHzは出ていますが、大分落ちてしまいます。低域はバッフルや箱によりますが、50-60Hzはそれ程落ちずに確保できるようです。中域の明瞭さは映画用の明晰さと同じです。当然ですがピアノの最高域まで、十分に再現できる能力を持っています。

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上の画像と同じ、KÖRTING des dynamischen Excello-Lautsprachers Modell Kino が正式名称とされます

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Excello Kinoの背面です

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メンテナンス箇所は、ドイツ側で放棄したものですからあまりにも多く、記載していたら限がありません。

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蝶ダンパーですが、修理後もう歪みはないのです。

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裏側から見ると、わかりやすいのです。フレームの破損とコーン紙の破損を修理した部分です。フレーム破損はこの程度の割れだけですのでエポキシ修理としました。コーン紙はのり修理です。といっても、コーン紙のゆがみの修正や山の復元とかを行いながらのメンテです。のりは秘伝のもので、修理箇所がわかるように白色バインダーにしてあります。ボンドだけではそのうち割れてきます。

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WWII直後の物資がないときに補修したのでしょう。それをさらに割合最近手直しをした後が見えますが、これは出来損ないのメンテナンスでした。

修理を行うに際して、よく観察して方針を決めるのですが。フレームの破損状況によっては、エポキシでは長期使用ができないのです。溶接にすることもありますが、コストが合わなくなります。使用者がメンテを行えばコスト度外視となりますが、メンテ業者では無理です。修理をする側も、依頼する側も、ヴィンテージ品に対する知識と経験が必要です。

一つ当舎の秘密を明かしておきます。販売品のメンテナンスは全てオーディオ講座の小口氏が行ってきました。その知識と経験、そのノウハウによりメンテナンス品の将来的な保善は私どもでも行うことができます。しかし、新規のヴィンテージ品のメンテナンスは、将来行えなくなります。他の方のメンテナンスは、費用と時間、に制限があるためと思いますが、当舎には無縁のメンテナンスです。

 

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